プリンタドライバを更新する
Version 1.01以降のCanon CAPT Printer Driver for Linuxがインストールされている場合は、既存のプリンタドライバをアンインストールせずにアップデートインストールすることができます。
メモ
各プリンタドライバモジュールのファイル名は、「インストール」の「プリンタドライバをインストールする」を参照してください。
Version 1.00のプリンタドライバをアップデートインストールすることはできません。古いドライバをアンインストールしたあと、新しいバージョンのプリンタドライバをインストールしてください。(→「プリンタドライバをアンインストールする」、「プリンタドライバをインストールする」)
お使いのプリンタドライバのバージョンの確認方法については、「付録」の「ドライババージョンの確認方法」を参照してください。
1.
Linuxを起動して、rootでログインします。
$ su
2.
すでにプリンタ(PPD)登録が行われている場合は、プリンタのスプーラ登録を削除します。
以下のようにコマンドを入力します。
# /usr/sbin/lpadmin -x [プリンタ名]
例:LBP5000という名称で登録しているプリンタを削除
/usr/sbin/lpadmin -x LBP5000
3.
CUPSドライバ共通モジュールをインストールします。
rpmパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# rpm -Uvh [CUPSドライバ共通モジュールのファイル名]
debパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# dpkg -i [CUPSドライバ共通モジュールのファイル名]
メモ
任意のディレクトリからrpmコマンドを実行する場合は、パスを指定するか、cdコマンドを使って、カレントディレクトリをrpmファイルがあるディレクトリにしておいてください。
rpmコマンドの詳細は、GNOME Terminalなどのターミナルソフトでman rpmと入力するか、以下のURLを参照してください。
4.
プリンタドライバモジュールをインストールします。
rpmパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# rpm -Uvh [CAPTプリンタドライバモジュールのファイル名]
debパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# dpkg -i [CAPTプリンタドライバモジュールのファイル名]
5.
プリンタドライバのバージョンを表示させて、新しいバージョンのドライバのみが残っていることを確認します。
rpmパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# rpm -qa | grep cndrvcups
debパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# dpkg -l | grep cndrvcups
メモ
ドライババージョンの確認方法の詳細については、「付録」の「ドライババージョンの確認方法」を参照してください。
6.
CUPSを再起動します。
rpmパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# /etc/init.d/cups restart
debパッケージの場合
以下のようにコマンドを入力します。
# /etc/init.d/cupsys restart
メモ
CUPSを再起動する前に、lpadminコマンドによるプリンタの登録を行わないでください。
お使いのディストリビューションによっては、「debパッケージの場合」のコマンドが入力できないことがあります。この場合は「rpmパッケージの場合」のコマンドを入力してください。
7.
プリントスプーラにプリンタ(PPD)を登録します。
メモ
プリンタ(PPD)を登録する手順については、「インストール」の「プリンタドライバをインストールする」手順5を参照してください。
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