コンピュータからスキャン操作する

ネットワーク上のコンピュータから原稿をスキャンするには



スキャン機能について

本製品ではネットワーク上にあるコンピュータからの操作で原稿をスキャンすることができます。スキャンしたデータはネットワーク経由でお使いのコンピュータに送信されます。



スキャン機能をお使いになる前に - コンピュータからスキャン操作するとき

ここでは、ネットワーク上のコンピュータからスキャン操作をするために必要な準備について説明します。以下の項目を確認し、準備をしてください。


  • TWAIN対応アプリケーションを準備する

Color Network ScanGearドライバは、TWAIN対応アプリケーションソフトウェア(画像処理機能や文書中に画像を挿入する機能を持つ、Adobe Photoshop やMicrosoft Officeなど)のメニューから起動します。単独で動作するソフトウェアではありませんので、TWAIN対応アプリケーションソフトウェアがコンピュータにインストールされている必要があります。

  • 本製品のネットワーク設定をする

ネットワーク環境で通信を行えるようにするため、ネットワークケーブルの接続と、IPアドレスの設定・確認を行ってください。詳細については、「基本的なネットワーク設定」および「IPアドレスの設定と確認をする」を参照してください。

  • Color Network ScanGearをインストールする

Color Network ScanGearは、コンピュータからスキャン操作を行うために必要なソフトウェアです。
インストール手順の詳細については、「ネットワーク接続用のインストール」を参照してください。

  • Color Network ScanGearがすでにインストールされている場合は、コンピュータの[スタート](または[])メニューから、[プログラム](または[すべてのプログラム]) を選択すると [Color Network ScanGear]フォルダが表示されます。
  • ScanGear Toolで、本製品を使用するスキャナとして選択する

ScanGear Toolを使って、本製品をコンピュータからのスキャン操作に使用するスキャナとしてあらかじめ選択しておく必要があります。詳細については、「使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  • ScanGear Toolは、上記のColor Network ScanGearに含まれるソフトウェアです。Color Network ScanGearドライバと同時にインストールされます。


基本的なスキャン方法 - コンピュータからスキャン操作する

コンピュータにインストールしたColor Network ScanGearドライバから、ネットワーク経由で本製品を操作して原稿をスキャンし、スキャンした画像をコンピュータのTWAIN対応アプリケーションソフトウェア*に取り込みます。(*TWAIN対応アプリケーションソフトウェアについては、以下の「おことわり」を参照してください。)

以下の手順に進む前に、「スキャン機能をお使いになる前に - コンピュータからスキャン操作するとき」を参照し、コンピュータからスキャン操作するための準備が完了していることを確認してください。


おことわり
  • Color Network ScanGearドライバは、単独で動作するソフトウェアではありません。Color Network ScanGearドライバを使用するには、TWAINに対応したアプリケーションソフトウェア(Adobe Photoshop、Adobe Acrobat、Microsoft Office 2000以降のMicrosoft Word/Excel/PowerPointなど)が必要です。TWAINとは、スキャナ、デジタルカメラなどの画像入力機器とコンピュータを接続するための技術標準です。
  • Color Network ScanGearドライバは、スキャンした画像を直接PDFやJPEGなどのファイル形式に変換して、コンピュータに保存することはできません。Color Network ScanGearドライバによって、スキャン画像を取り込んだアプリケーションソフトウェアから、保存の操作を行います。
  • Color Network ScanGearドライバは、ネットワーク接続されたコンピュータと本製品でスキャンを行うソフトウェアです。USB接続には対応しておりません。
  1. (メインメニュー)を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<スキャンして保存>を選択し、[OK]を押します。

  1. ]、[]または(ホイール)を使って<リモートスキャナ>を選択し、[OK]を押します。

  1. ]、[]または(ホイール)を使って<オンライン>を選択し、[OK]を押します。
  • 連続してスキャンする場合は、手順4の画面を表示させたままにしてください。別の画面に移動すると、スキャンやプレビューが終了したときに自動的にオフラインになり、続けてスキャンすることができなくなります。
  • スキャナをオンラインにした状態で(メインメニュー)を押すと、メインメニュー画面に移行し、自動的にオフラインになります。

  1. 原稿台ガラスまたはフィーダーに原稿をセットします。

  1. コンピュータで、TWAIN対応アプリケーションソフトウェアを起動します。ここでは、スキャン操作例としてMicrosoft Word 2007およびMicrosoft Word 2003での手順を示しています。

その他のTWAIN対応アプリケーションでの一般的な操作方法例は以下の通りです。

  • Color Network ScanGearを使用するスキャナとして選択します。
    この操作のコマンド名には、[スキャナの指定]、[デバイスの選択]などがあります。
  • 次に、Color Network ScanGearドライバを起動し、スキャン操作をします。
    この操作のコマンド名には、[新規スキャン]、[TWAIN対応機器からの入力]などがあります。

詳細については、お使いのアプリケーションソフトウェアの取扱説明書を参照してください。

  1. [挿入]タブシートを開き、[クリップアート]をクリックします。

Microsoft Word 2003の場合は、[挿入]メニューから[図]を選択し、[スキャナまたはカメラから]をクリックし、手順11へ進みます。

  1. [クリップ アート]で、[クリップの整理]をクリックします。

クリップ オーガナイザが起動します。

  1. クリップ オーガナイザの[ファイル]メニューを開きます。

  1. [オーガナイザにクリップを追加]を選択し、[スキャナまたはカメラから]をクリックします。

  1. [デバイス]で[Color Network ScanGear Vx.xx]を選択し、[カスタム挿入]をクリックします。

  • 実際の画面では、[Color Network ScanGear Vx.xx]の「x」には、お使いのColor Network ScanGearのバージョンを表す数字が表示されます。
  1. Color Network ScanGearの[メイン]ページの[原稿のセット方法]で、手順5の原稿セット方法に合わせて、[原稿台]、[フィーダ(片面)]、[フィーダ(両面)]のいずれかを選択します。

[メイン]ページの[原稿のセット方法]で[原稿台]を選択した場合は、[プレビュー]をクリックして、スキャンする画像のプレビューを確認することができます。

  1. [メイン]、[オプション]ページで、必要に応じてカラーモード、解像度などのスキャン条件を設定します。


おことわり
  • 以下のボタンやメニュー項目を使ってスキャンする範囲を指定することはできません。
  • ツールバー上の(領域選択)
  • プレビュー領域上を右クリックして表示される[スキャン領域]
  • Color Network ScanGearの[メイン]ページにある設定項目中には、一部使用できない機能があります。使用できない機能は以下のとおりです。
  • [カラーモード]:[グレースケール]と[自動カラー選択]には対応していません。
  • [解像度]:選択できる解像度は100~600dpiです。また選択項目以外の数値を直接入力して指定することはできません。
  • [原稿サイズ]:[ユーザ定義]には対応していません。
  • [濃度調整]:[自動]には対応していません。

各ページの設定項目については、ツールバーのアイコンをクリックしてヘルプを表示させるか、「スキャナドライバの画面(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. [スキャン]をクリックします。

  • スキャンした画像は、初期設定状態で[コレクションの一覧]内の、[マイ コレクション]→[Color Network ScanGear Vx.xx]フォルダ内に保存されます。
  • Microsoft Word 2003の場合は、スキャンした画像は手順17のように、文書ファイルにスキャンした画像が挿入されます。手順18に進みます。
  • スキャンを中止するには、データの転送状況を示すダイアログボックスの[キャンセル]をクリックします。

  1. [Color Network ScanGear Vx.xx]フォルダ内にスキャンした画像があることを確認し、クリップ オーガナイザを終了します。

  1. Microsoft Wordの画面に戻り、[クリップ アート]の[探す場所]のリストボックスから[マイ コレクション]→[Color Network ScanGear Vx.xx]にチェックが入っていることを確認し、[検索]をクリックします。

  1. スキャンした画像をクリックすると、開いている文書ファイルに画像が挿入されます。

  1. スキャン操作が終了したら、スキャナをオフラインにします。本製品の操作パネルの[]、[]または(ホイール)を使って<オフライン>を選択し、[OK]を押します。

  1. を押してメインメニュー画面に戻ります。



スキャナのオンラインとオフラインを切り替える(ネットワークスキャン)

Color Network ScanGear ドライバを起動してスキャンするためには、あらかじめスキャナ本体側でスキャナをオンラインに設定する必要があります。


スキャナをオンラインにする(ネットワークスキャン)

スキャナをオフラインにする(ネットワークスキャン)


スキャナをオンラインにする(ネットワークスキャン)

概要を見るには

スキャナをオンラインにすると、ネットワークで接続された機器との通信が可能になり、コンピュータからのデータを受信できるようになります。
スキャナをオンラインにする手順は、以下のとおりです。


おことわり
  1. (メインメニュー)を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<スキャンして保存>を選択し、[OK]を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<リモートスキャナ>を選択し、[OK]を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<オンライン>を選択し、[OK]を押します。
  • 連続してスキャンする場合は、手順4の画面を表示させたままにしてください。別の画面に移動すると、スキャンやプレビューが終了したときに自動的にオフラインになり、続けてスキャンすることができなくなります。
  • スキャナをオンラインにした状態で(メインメニュー)を押すと、メインメニュー画面に移行し、自動的にオフラインになります。

スキャナをオフラインにするには、「スキャナをオフラインにする(ネットワークスキャン)」を参照してください。



スキャナをオフラインにする(ネットワークスキャン)

概要を見るには

ネットワーク経由でスキャナを使用したあと、他の機能の操作を行うためには、スキャナをオフラインにしてください。


おことわり
  • データ転送中には、スキャナをオフラインにしなくても、他の機能を使用することができます。
  1. (メインメニュー)を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<スキャンして保存>を選択し、[OK]を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<リモートスキャナ>を選択し、[OK]を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<オフライン>を選択し、[OK]を押します。
  1. (メインメニュー)を押してメインメニュー画面に戻ります。


使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)

Color Network ScanGearを使ってコンピュータからのスキャン操作をするために、使用するネットワーク上のスキャナ(本製品)を、ScanGear Toolであらかじめ選択しておく必要があります。以下の手順にしたがって、ScanGear Toolの設定を行ってください。

設定内容は保存されるため、スキャン操作のたびごとにこの設定を行う必要はありません。


おことわり
  • ScanGear Toolは、Color Network ScanGearドライバと同時に起動させることはできません。
  • ScanGear Toolは、Color Network ScanGearと同時にインストールされています。
  1. [スタート](または[])メニューから、[プログラム](または[すべてのプログラム])-[Color Network ScanGear]-[ScanGear Tool]を選択します。

ScanGear Tool が起動します。

  1. 使用するスキャナを選択します。


  • 1.[探索]をクリックします。

[スキャナ一覧から選択]に、検索されたスキャナが表示されます。


  • 2.使用するスキャナを選択したあと、[選択]をクリックします。

[選択されているスキャナ]に、選択したスキャナの情報が表示されます。

  • スキャナを自動検索すると、サブネット(同一ネットワークIDを持つネットワーク)内のスキャナのみが一覧表示されます。
  • 選択したスキャナが使用できるかどうかを確認するには、スキャナを選択したあと、[接続テスト]をクリックします。


  • 1.[IPアドレス]をクリックします。

[IPアドレス]ダイアログボックスが表示されます。


  • 2.使用するスキャナのIPアドレスを入力したあと、[OK]をクリックします。

本製品のIPアドレスの確認方法については、「IPアドレスの設定を確認する(IPv4)」を参照してください。

[選択されているスキャナ]に、選択したスキャナの情報が表示されます。

  • スキャナのIPアドレスを指定するときは、サブネット外のIPアドレスも指定できます。
  • 選択したスキャナが使用できるかどうかを確認するには、スキャナを選択したあと、[接続テスト]をクリックします。
  1. [終了]をクリックします。

ScanGear Tool が終了します。



スキャナドライバの画面(ネットワークスキャン)

アプリケーションソフトウェアからColor Network ScanGearドライバを呼び出したときに表示される画面について説明します。



ツールバー(ネットワークスキャン)

スキャンに使うボタン(ネットワークスキャン)

プレビュー領域(ネットワークスキャン)

ページ(ネットワークスキャン)

ステータスバー(ネットワークスキャン)


ツールバー(ネットワークスキャン)

概要を見るには


ツールバーには、プレビュー領域に表示された画像を操作するためのボタンがあります。
ツールバーは、ドラッグすると任意の位置に移動できます。移動したツールバーは、ボタンをクリックして非表示にできます。再度表示する場合は、Color Network ScanGearの画面の[システム]メニューから[ツールバーを表示]を選択してください。
ツールバーの各ボタンには以下の機能があります。


  •  (画像移動)

このボタンをクリックすると、プレビュー領域内でマウスカーソルが手の形になり、画像をドラッグしてスクロールできるようになります。このボタンは、プレビュー領域に表示されている画像が拡大表示されて、プレビュー領域よりも大きい場合のみ有効です。

  •  (ズーム)

このボタンをクリックすると、プレビュー領域内でマウスカーソルが虫眼鏡の形になり、プレビュー領域の画像を拡大または縮小して表示することができるようになります。

プレビュー画像上をマウスの左ボタンでクリックするとプレビュー画像が1段階拡大され、拡大した画像上を右ボタンでクリックすると1段階縮小されます。このボタンは、プレビュー領域に画像が表示されている場合のみ有効です。

  •  (定規)

このボタンをクリックすると、プレビュー領域の左と上に定規が表示されます。ボタンをクリックするたびに、定規の表示/非表示が切り替わります。

  •  (ヘルプ)

このボタンをクリックすると、ヘルプが表示されます。



スキャンに使うボタン(ネットワークスキャン)

概要を見るには


  • [スキャン]

このボタンをクリックすると、原稿がスキャンされます。

スキャンが終わると、Color Network ScanGearの画面が閉じて、スキャンした画像がアプリケーションソフトウェアに転送されます。

スキャン中は、スキャンの進み具合を示すダイアログボックスが表示されます。スキャンを中止する場合は、ダイアログボックスの[キャンセル]をクリックしてください。

  • アプリケーションソフトウェアによっては、スキャン終了後にColor Network ScanGearの画面が閉じないものもあります。この場合は、Color Network ScanGearの画面の(終了)をクリックしてウィンドウを閉じてください。
  • [プレビュー]

このボタンをクリックすると、原稿がプレスキャンされ、プレビュー領域にプレビュー画像が表示されます。スキャンの条件を変更して、もう一度クリックすると、新たな条件でスキャンされたプレビュー画像が表示されます。

スキャン中は、[プレビュー]は[キャンセル]になります。[キャンセル]でプレビューを中止すると、スキャンの終わっている部分だけがプレビュー領域に表示されます。

フィーダーを使ってスキャンする場合、このボタンは使用できません。

  • [クリア]

このボタンをクリックすると、プレビュー領域に表示されている画像がクリアされます。

また、プレビュー画像の拡大表示もキャンセルされ、プレビュー領域のサイズが原稿サイズに戻ります。



プレビュー領域(ネットワークスキャン)

概要を見るには


プレビュー画像が表示されます。
表示されたプレビュー画像を確認したり、スキャン条件の確認などが行えます。
プレビュー領域上を右クリックするとメニューが表示され、以下の機能を実行できるようになります。


おことわり
  • フィーダーを使ってスキャンする場合、プレビュー画像を表示させることはできません。

  • [単位]

ツールバー上の定規機能に使う単位(ミリメートル、インチ、ピクセル)を選択できます。

  • [原稿枠消し]

原稿の周囲の影や枠線を消してスキャンするかどうかを指定できます。[する]を選択すると、原稿の周囲に2.5 mmの白枠がついてスキャンされます。

  • [原稿枠消し]の初期設定値は[する]です。[しない]を選択するとスキャン画像にスジが入ることがあります。


ページ(ネットワークスキャン)

概要を見るには


スキャン条件を指定するための[メイン]ページ、読み取った画像の処理方法を指定するための[オプション]ページ、使用するスキャナに関する情報が表示された[スキャナ情報]ページがあります。目的のページを前面に表示するときは、ページ上部のタブをクリックします。

ページの設定内容についての詳細は、各ページのヘルプを参照してください。



ステータスバー(ネットワークスキャン)

概要を見るには


左から順に次の情報が表示されます。

  • [カラーモード]の設定状態
  • [解像度]の設定状態
  • スキャン範囲の開始点(X、Y)と幅および高さ
  • 画像をスキャンするのに必要なメモリ容量(単位: KB)


ヘルプを表示する(ネットワークスキャン)

ヘルプを表示する手順は、以下のとおりです。


おことわり
  • ScanGear Toolは、Color Network ScanGearドライバと同時に起動させることはできません。
  • お使いのOSなど、環境によって画面が異なることがあります。
  1. ScanGear Tool、Color Network ScanGearの画面で、ヘルプを呼び出すボタンをクリックします。


  • ScanGear Toolの画面で、[ヘルプ]をクリックします。

ScanGear Toolの画面の起動方法の詳細は「使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

ヘルプが表示されます。



  • Color Network ScanGearの画面で、をクリックします。

Color Network ScanGearの画面の起動方法の詳細は「基本的なスキャン方法 - コンピュータからスキャン操作する」を参照してください。

ヘルプが表示されます。



原稿台ガラスからスキャンする(ネットワークスキャン)

ここでは、原稿台ガラスからスキャンするときの手順を説明します。
コンピュータからのスキャン操作全体の手順については、「基本的なスキャン方法 - コンピュータからスキャン操作する」を参照してください。

  1. Color Network ScanGear画面の[メイン]ページの[原稿のセット方法]で[原稿台]を選択します。

  1. プレビューする場合は、[プレビュー]をクリックします。

プレビュー領域にプレビュー画像が表示されます。

  • プレスキャンされた画像をもとに、ツールバーを使って画像を拡大表示したり、[オプション]ページの設定項目で画像を調整することができます。


フィーダーからスキャンする(ネットワークスキャン)

フィーダーを使用すると、原稿を連続してスキャンすることができます。ここでは、フィーダーからスキャンするときの手順を説明します。
コンピュータからのスキャン操作全体の手順については、「基本的なスキャン方法 - コンピュータからスキャン操作する」を参照してください。


おことわり
  • フィーダーを使用してスキャンする場合は、定型サイズの用紙だけをセットしてください。定型サイズ以外の用紙をスキャンする場合は、原稿台ガラスを使用してください。
  • フィーダーを使ってスキャンしたあとに原稿台ガラスからスキャンするときは、フィーダーを確実に上げてから原稿をセットしてください。
  1. Color Network ScanGear画面の[メイン]ページの[原稿のセット方法]で、原稿の読み取る面を指定します。

原稿の片面だけを読み取るときは[フィーダ(片面)]を選択して、両面とも読み取るときは[フィーダ(両面)]を選択します。

  1. [メイン]ページの[原稿向き自動補正]にチェックマークを付けるか、[原稿向き設定]をクリックして[原稿向き設定]ダイアログボックスを表示させ、原稿の置き方を設定します。

原稿の両面を読み取るときは、[原稿向き設定]ダイアログボックスの[開き方向]で原稿の開き方も指定します。

設定方法の詳細は「フィーダーにセットした原稿を正立でスキャンする(ネットワークスキャン)」を参照してください。



フィーダーにセットした原稿を正立でスキャンする(ネットワークスキャン)

フィーダーからスキャンした原稿がコンピュータの画面上で正立して表示されるように、原稿の向きを自動的に検知するように設定したり、フィーダーに原稿を置く向きを設定しておいたりすることができます。
コンピュータからのスキャン操作全体の手順については、「基本的なスキャン方法 - コンピュータからスキャン操作する」を参照してください。

  1. Color Network ScanGearの画面の[メイン]ページの[原稿のセット方法]で、[フィーダ(片面)]または[フィーダ(両面)]を選択します。


  • [原稿向き自動補正]にチェックマークを付けます。

スキャンを実行すると、原稿の向きが検知され、スキャンした画像がコンピュータの画面上で正立するように自動的に回転されます。


  • 1. [原稿向き設定]をクリックします。

[原稿向き設定]ダイアログボックスが表示されます。

  • 2. [送り方向]で原稿をフィーダーに置く向きを指定します。

両面原稿を読み取るときは、さらに[開き方向]で両面原稿を開く方向を指定します。

  • 3. 設定が終わったら、[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。


部門ID管理をする(ネットワークスキャン)

本製品では、部門ID管理機能を使って、特定のグループ(部門、ユーザなど)ごとにスキャン枚数を管理することができます。


おことわり
  • 部門ID管理を行うには、あらかじめ以下の作業をしてください。

部門IDと暗証番号を設定する(ネットワークスキャン)

スキャン時に部門IDと暗証番号を入力する(ネットワークスキャン)


部門IDと暗証番号を設定する(ネットワークスキャン)

概要を見るには

部門ID管理機能を使ってスキャンするために、部門IDと暗証番号を、あらかじめScanGear Toolに設定することができます。

  1. ScanGear Toolを起動して、使用するスキャナを選択します。

ScanGear Toolの起動方法およびスキャナの選択方法の詳細は「使用するネットワークスキャナを選択する(ネットワークスキャン)」を参照してください。

  1. [部門ID管理]が「有効」になっていることを確認したあと、[部門IDの設定]をクリックします。

[部門IDの設定]ダイアログボックスが表示されます。

  1. [暗証番号を保存する]にチェックマークを付けたあと、[部門ID]と[暗証番号]を入力します。

  1. スキャン時に部門IDと暗証番号を確認したい場合は、[スキャン時に認証情報を確認する]にチェックマークを付けます。
  1. 設定が終わったら、[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
  1. ScanGear Toolの[終了]をクリックします。

ScanGear Toolが終了します。

これ以降は、このスキャナでスキャンを実行すると、設定した部門IDと暗証番号でスキャンが行われます。



スキャン時に部門IDと暗証番号を入力する(ネットワークスキャン)

概要を見るには

ScanGear Toolで部門IDと暗証番号を設定していない場合は、スキャン時に部門IDと暗証番号を入力する必要があります。


おことわり
  1. アプリケーションソフトウェアからColor Network ScanGearを起動します。

起動方法の詳細は「基本的なスキャン方法 - コンピュータからスキャン操作する」を参照してください。

  1. [メイン」ページで必要な項目を設定したあと、[スキャン]をクリックします。

[部門IDの確認]ダイアログボックスが表示されます。

  1. [部門ID]と[暗証番号]を入力したあと、[OK]をクリックします。

入力した部門ID と暗証番号でスキャンが行われます。



いろいろな設定一覧(ネットワークスキャン)

本製品では以下のような設定を行うことができます。
設定項目の詳細は、各設定項目があるページまたはダイアログボックスでヘルプを表示させて、参照してください。


  • 基本的な設定
設定内容 設定方法
画像のカラーモードを設定する [メイン]ページの[カラーモード]で指定します。
スキャンするときの解像度を設定する [メイン]ページの[解像度]で指定します。
スキャンする原稿のサイズを設定する [メイン]ページの[原稿サイズ]で指定します。
  • 画像処理に関する設定
設定内容 設定方法
濃度を調整する [メイン]ページの[濃度調整]で[手動]を選択したあと、[濃度]のスライダを動かして調整します。
画像の色を反転させる [オプション]ページの[ネガポジ反転]で[する]を選択します。
画像を水平(左右)反転させる [オプション]ページの[鏡像]で[する]を選択します。
画像を回転させる [オプション]ページの[画像回転]で回転角度を選択します。
フルカラースキャン時に、明るさ、コントラスト、ガンマを設定する [オプション]ページの[チャンネル]で設定したい色を選択したあと、[明るさ]、[コントラスト]、[ガンマ]のスライダを動かして調整します。
グレースケールスキャン時に、明るさ、コントラスト、ガンマを設定する [オプション]ページで、[明るさ]、[コントラスト]、[ガンマ]のスライダを動かして調整します。
  • フィーダーを使ってスキャンするときの設定
設定内容 設定方法
フィーダーにセットした原稿を正立でスキャンする [メイン]ページの[原稿向き自動補正]チェックボックスをオンにします。または、[メイン]ページの[原稿向き設定]をクリックして[原稿向き設定]ダイアログボックスを表示させ、原稿を置く向きや両面原稿の開き方向を設定します。
スキャンするページ数を設定する [メイン]ページの[ページ数]で[指定]を選択してから、ページ数を入力します。
  • 部門ID管理に関する設定
設定内容 設定方法
スキャナ本体の部門ID管理の設定状況を確認する ScanGear Toolでスキャナを選択して、[選択されているスキャナ]で[部門ID管理]が「有効」と表示されていることを確認します。いったんスキャナを選択すると、[スキャナ情報]ページでスキャナ本体の情報を確認できるようになります。
部門IDと暗証番号を保存する ScanGear Toolから[部門IDの設定]ダイアログボックスを開き、[暗証番号を保存する]チェックボックスをオンにしたあと、[部門ID]と[暗証番号]を入力します。