プリンタードライバーのインストール前に行う各種設定や準備について説明します。

ネットワーク接続の確認

コンピューターがネットワークに接続されていることを確認してください。無線LANの場合は、コンピューターとアクセスポイント間で、セッションが確立している必要があります。

ファイアウォールの設定

本製品との通信が行えるよう、ファイアウォールの設定でTCP/UDPのポート8611を許可します。

ファイアウォールの設定画面は、ディストリビューションによって異なります。

Fedora 19の場合

1. デスクトップパネルから[アクティビティ]-[アプリケーションの表示]-[すべて]-[諸ツール]-[ファイアーウォール]を選択します。

2. [ファイアーウォールの設定]画面で、[現在のビュー]の[永続的な設定]を選択します。

3. [ポート]を選択します。

4. [追加]をクリックし、ポート番号8611を入力してプロトコルudpを選択し、[OK]をクリックします。

5. 手順4.と同様に、ポート8611のプロトコルtcpを追加します。

6. [×]をクリックし、[ファイアーウォールの設定]を終了します。

cupsd.confの修正(Fedora 19のみ)

お使いの言語設定に合わせて、DefaultLanguageを修正してください。
/etc/cups/cupsd.confをエディターで開いて、末尾に以下の行を追加します。

例:日本語環境の場合

DefaultLanguage ja_JP

SELinuxの設定(Fedora 19のみ)

インストール前に、SELinuxの設定変更を行ってください。
/etc/sysconfig/selinuxをエディターで開いて、「SELINUX=」の行を以下のように変更します。

SELINUX=permissive

プリンタードライバーパッケージの準備

インストールに必要なパッケージは、お使いのディストリビューションによって異なります。

キヤノンのWebサイトから、以下のアーカイブファイルをダウンロードしておきます。
各ファイル名の「4.10-x」の部分はバージョン番号です。

Fedora 19の場合

cnijfilter-mx920series-4.10-x-rpm.tar.gz

Ubuntu 13.10の場合

cnijfilter-mx920series-4.10-x-deb.tar.gz

本製品の接続

USB接続の場合

インストールを始める前に、コンピューターと本製品をUSBケーブルで接続して、本製品の電源を入れてください。

本製品を接続した際に、プリンターの追加を促す画面が自動的に表示される場合は、キャンセルしてその画面を閉じてください。

ネットワーク接続の場合

有線LAN接続の場合は、本製品とネットワーク機器をLANケーブルで接続します。
無線LAN接続の場合は、無線LANを有効にして、ネットワークに接続します。
有線LAN/無線LAN対応機種の場合は、有線LANまたは無線LANのどちらかに切り替えて、ネットワークに接続します。

ネットワーク接続の詳細については「セットアップガイド」を参照してください。

有線/無線の切り替えは、本製品の操作パネルから行ってください。

本製品をネットワークに接続する際には、以下の制限があります。

同一セグメント内での接続のみ対応します。