アプリケーションのメニューからファイルを印刷する方法について説明します。

アプリケーションによっては、iP4500 series用の以下の印刷コマンドやPPDファイルの指定が必要なものがあります。印刷コマンドで指定できる印刷オプションの詳細は、「lprコマンド(CUPS)」を参照してください。

印刷コマンド

lpr -P IP4500

PPDファイル

Fedora 7、openSUSE 10.3の場合

/usr/share/cups/model/canonip4500.ppd

Ubuntu 7.04の場合

/usr/share/ppd/canonip4500.ppd

アプリケーションからの印刷では、以下のような印刷オプションの指定方法があります。

PPDファイルを指定して、プリンタごとに設定可能な機能を選択する

プリンタ管理機能や、CUPSのWebインタフェースで指定したデフォルトの設定を使用する

指定方法はアプリケーションによって異なります。詳細については、各アプリケーションの説明書を参照してください。

以下に、OpenOffice.org WriterとGIMPからの印刷設定の例を説明します。

OpenOffice.org Writerから印刷する(Fedora 7の場合)

OpenOffice.org Writerのドキュメントを開きます。

1. [ファイル]メニューから[印刷]を選択します。

 

[印刷]画面が表示されます。

2. 「IP4500」を選択し、[ページの設定]タブをクリックします。

 

必ず、インストール時に指定した「プリンタ登録名」を選択してください。

3. 用紙の種類や給紙方法を指定します。

 

用紙サイズはドキュメントのページ設定に合わせて自動的に決定されます。

4. [印刷]ボタンをクリックします。

ドキュメントの印刷が始まります。

GIMPから印刷する

GIMPを起動し、印刷したい画像を開きます。

1. [ファイル]メニューから[Print]を選択します。

 

[印刷]画面が表示されます。

2. [新しいプリンタ]ボタンをクリックします。

 

[新しいプリンタの定義]画面が表示されます。

3. プリンタ名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

 

4. [プリンタの選択]ボタンをクリックします。

 

[プリンタの選択]画面が表示されます。

5. [参照]ボタンをクリックしてPPDファイルを指定します。

PPDファイルの場所
・Fedora 7、openSUSE 10.3の場合:/usr/share/cups/model/canonip4500.ppd
・Ubuntu 7.04の場合:/usr/share/ppd/canonip4500.ppd

 

6. 印刷コマンドを指定します。

ここでは「lpr -P IP4500 -o CNGrayscale」と入力して、モノクロ印刷を指定します。
[Custom Command]にあらかじめ文字が表示されている場合は、削除してから印刷コマンドを入力してください。

 

7. [OK]ボタンをクリックして、[印刷]画面に戻ります。

8. 用紙の種類と用紙サイズを指定します。

印刷できるすべての用紙サイズを表示させるには、[Show All Paper Sizes]にチェックを入れてください。

L版のプロフォトペーパーに印刷する場合:
・用紙の種類:[Photo Paper Pro]を選択
・Page Size:[L 89.0x127.0mm]を選択

 

9. [印刷]ボタンをクリックします。

画像の印刷が始まります。