アプリケーションの印刷メニューからファイルを印刷する方法について説明します。

アプリケーションの印刷メニューから指定することができる印刷設定項目は、アプリケーションによって異なります。
アプリケーションの印刷メニューから指定できない設定項目については、lpoptionsコマンドやCUPSのWebインタフェースを使用してデフォルト値を変更することで指定可能です。

アプリケーションによっては、以下の印刷コマンドやPPDファイルの指定が必要なものがあります。印刷コマンドで指定できる印刷オプションの詳細は、「lprコマンド/cifコマンド」のlprコマンドの説明を参照してください。

印刷コマンド

lpr -P MP540

PPDファイル

/usr/share/cups/model/canonmp540.ppd

アプリケーションからの印刷では、以下のような印刷オプションの指定方法があります。

PPDファイルを指定して、プリンタごとに設定可能な機能を選択する

プリンタ管理機能や、CUPSのWebインタフェースで指定したデフォルトの設定を使用する

指定方法はアプリケーションによって異なります。詳細については、各アプリケーションの説明書を参照してください。

以下に、GIMPからの印刷設定の例を説明します。

GIMPから印刷する

GIMPを起動し、印刷したい画像を開きます。

1. [ファイル]メニューから[印刷...]を選択します。

以下の[印刷]画面が表示されます。

 

「MP540」を選択し、[Image Settings]タブをクリックします。

必ず、インストール時に指定した「プリンタ登録名」を選択してください。

2. [Adjust Page Size and Orientation]ボタンをクリックします。

 

[ページの設定]画面が表示されます。

3. [フォーマット]でプリンタ登録名を、[用紙のサイズ]で出力サイズを選択し、[適用]ボタンをクリックします。

 

[フォーマット]では、必ず、インストール時に指定した「プリンタ登録名」を選択してください。

用紙サイズの後ろに「(borderless)」と表示されている用紙を選択すると、その用紙サイズでフチなし印刷が行えます。

4. [幅]または[高さ]のスピンボタンを利用して、プレビュー画像を見ながら余白の調整を行います。

フチなし全面印刷を行う場合は、上下左右の余白がないように調整する必要があります。

 

余白の調整後、[ページの設定]タブをクリックします。

用紙いっぱいに印刷を行いたい場合は、用紙サイズの縦横比に合わせてデータをトリミングするなどの準備を行ってください。

5. 用紙の種類や給紙方法を指定します。

 

6. [印刷]ボタンをクリックします。

画像の印刷が始まります。