lprコマンドでは、PS、BMP、TIFF、JPEGなど、CUPSがサポートしているデータ形式のファイルを指定できます。
CUPSがサポートしているデータ形式の詳細は、Common UNIX Printing Systemのホームページ(http://www.cups.org/)を参照してください。

lprコマンドについての制限事項は「lprオプションガイド(例:lproptions-mx890-3.70JP.txt)」を参照してください。
lprオプションガイドの保存場所は以下のとおりです。

- Fedora 15/openSUSE 11.4の場合
/usr/share/doc/cnijfilter-mx890series-3.70/

- Ubuntu 11.04の場合
/usr/share/doc/cnijfilter-mx890series/

 

lprコマンドを使用してファイルを印刷する場合は、以下のように入力します。

[user@zzz /yyy]$ lpr -P [プリンター登録名] [印刷したいファイル名] {-o オプション}

CUPSのWebインターフェースでプリンターの設定を変更した場合は、変更後の値がデフォルトになります。

プリンター登録名を省略すると、デフォルトのプリンターが使用されます。

モノクロ印刷でSample.pngを印刷する場合の書式例

[user@zzz /yyy]$ lpr -P MX890USB Sample.png -o CNGrayscale

A5の用紙サイズにSample.pngを印刷する場合の書式例

[user@zzz /yyy]$ lpr -P MX890USB Sample.png -o PageSize=a5

幅15cm、長さ15cmの用紙サイズ(ユーザー定義用紙)でSample.pngを印刷する場合の書式例

[user@zzz /yyy]$ lpr -P MX890USB Sample.png -o PageSize=Custom.150x150mm