アプリケーションソフトを起動せずに、印刷するファイルを指定してターミナルソフトから直接印刷を行う方法について説明します。
以下の方法で印刷を行うことができます。

cngpijコマンド

ドライバーUIを起動して、印刷設定を行います。
ドライバーUIの[ユーティリティ]シートからは、クリーニングなどのプリンターのメンテナンス機能を利用できます。

lprコマンド

コマンドを入力するときに印刷オプションを指定して、印刷設定を行います。
lprコマンド(CUPS)は、アプリケーションソフトからの印刷の際にも、印刷コマンドとして使用します。

lprコマンド、cngpijコマンドの制限事項

1. lprコマンドでは、指定したオプションのパラメーターに誤りがある場合は、オプションにより動作が異なります。PageSize, MediaType, InputSlot以外の場合は、警告なしに印刷ジョブが強制終了します。

オプションのパラメーターに誤りがある例(強制終了しない場合)

lpr -P MX890USB sample.ps -o MediaType=plan -o CNQuality=2

2. lprコマンドまたはcngpijコマンドで画像ファイルを直接印刷する場合、複数枚に分割して印刷されることがありますので、その場合は画像の大きさを調整してください。

3. lprコマンドまたはcngpijコマンドでPostScriptファイルを印刷する場合は、CUPSはそのPostScriptファイルを印刷領域の左上角に寄せ、かつPostScriptファイルが定義する大きさ分展開します。用紙サイズより大きなPostScriptファイルを印刷しようとした場合、用紙サイズよりはみ出した部分は印刷されません。