プリンタードライバーのインストール前に行う各種設定や準備について説明します。

ネットワーク接続の確認

コンピューターがネットワークに接続されていることを確認してください。無線LANの場合は、コンピューターとアクセスポイント間で、セッションが確立している必要があります。

ファイアウォールの設定

本製品との通信が行えるよう、ファイアウォールの設定でTCP/UDPのポート8611を許可します。

ファイアウォールの設定画面は、ディストリビューションによって異なります。

Fedora 16の場合

1. デスクトップパネルから[アクティビティ]-[アプリケーション]-[その他]-[ファイアーウォール]を選択します。

2. [ファイアーウォールの設定]画面で、[その他のポート]を選択します。

3. [追加]をクリックし、表示されたポート番号のリストから、ポート8611のプロトコルudpを選択し、[OK]をクリックします。

4. 手順3.と同様に、ポート8611のプロトコルtcpを追加します。

5. [適用]をクリックします。

openSUSE 12.1の場合

1. デスクトップがGNOMEの場合は、[アクティビティ]-[アプリケーション]-[システムツール]-[YaST]を選択します。デスクトップがKDEの場合は、メニューから[アプリケーション]-[システム]-[管理者設定]を選択します。

2. [セキュリティとユーザ]セクションの[ファイアウォール]を選択します。

3. [許可するサービス]から[詳細...]をクリックし、[追加で許可するポート]ダイアログを表示させます。

4. [TCPポート]と[UDPポート]にポート番号「8611」と入力し、[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。

5. [次へ]をクリックし、続けて[完了]をクリックします。

cupsd.confの修正(Fedora 16/openSUSE 12.1のみ)

お使いの言語設定に合わせて、DefaultLanguageを修正してください。
/etc/cups/cupsd.confをエディターで開いて、末尾に以下の行を追加します。

例:日本語環境の場合

DefaultLanguage ja_JP

SELinuxの設定(Fedora 16のみ)

インストール前に、SELinuxの設定変更を行ってください。
/etc/sysconfig/selinuxをエディターで開いて、「SELINUX=」の行を以下のように変更します。

SELINUX=permissive

プリンタードライバーパッケージの準備

インストールに必要なパッケージは、お使いのディストリビューションによって異なります。

キヤノンのWebサイトから、以下のアーカイブファイルをダウンロードしておきます。
各ファイル名の「3.80-x」の部分はバージョン番号です。

Fedora 16/openSUSE 12.1の場合

cnijfilter-mg6300series-3.80-x-rpm.tar.gz

Ubuntu 12.04の場合

cnijfilter-mg6300series-3.80-x-deb.tar.gz

本製品の接続

USB接続の場合

インストールを始める前に、コンピューターと本製品をUSBケーブルで接続して、本製品の電源を入れてください。

本製品を接続した際に、プリンターの追加を促す画面が自動的に表示される場合は、キャンセルしてその画面を閉じてください。

ネットワーク接続の場合

有線LAN接続の場合は、本製品とネットワーク機器をLANケーブルで接続します。
無線LAN接続の場合は、無線LANを有効にして、ネットワークに接続します。
有線LAN/無線LAN対応機種の場合は、有線LANまたは無線LANのどちらかに切り替えて、ネットワークに接続します。

有線/無線の切り替えおよび無線LAN接続設定は、本製品の操作パネルから行ってください。

無線LAN接続設定の詳細についてはキヤノンのWebサイトを参照してください。

本製品をネットワークに接続する際には、以下の制限があります。

同一セグメント内での接続のみ対応します。