ターミナルソフトのコマンドラインから、プリンタードライバーをインストールします。
ご使用の環境に必要なパッケージを自動判別してプリンタードライバーをインストールします。
同時にプリンターを検出しスプーラーへのプリンター登録およびデフォルトプリンターの設定を行う事ができます。
インストーラーによるインストールが不明なエラーにより失敗する場合に、ご使用の環境に必要なパッケージを指定してプリンタードライバーをインストールすることができます。
lpadminコマンドを使用してスプーラーへのプリンター登録を行う必要があります。
インストーラーを使用してインストール
FedoraまたはopenSUSEでプリンタードライバーのインストールを行う場合は、rootでログインしてください。
Ubuntuでは、sudoコマンドを使用してインストールを行います。
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Ubuntuでパスワードを聞かれた場合は、ログインしているユーザー自身のパスワードを入力してください。 |
1. プリンタードライバーのインストール
ターミナルソフトのコマンドラインから、以下のコマンドでプリンタードライバーをインストールします。
Fedora 16/openSUSE 12.1の場合
(1) アーカイブファイルを解凍し、展開されたディレクトリに移動
[root@zzz /yyy]# tar zxvf cnijfilter-mg6300series-3.80-x-rpm.tar.gz
[root@zzz /yyy]# cd cnijfilter-mg6300series-3.80-x-rpm
(2) プリンタードライバーのインストール
[root@zzz /yyy]# ./install.sh
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openSUSE 12.1では、環境により依存性の欠如エラーが発生し、ドライバーのイントールができないことがあります。その場合は、libpng12-0パッケージをインストールし、再度「(2) プリンタードライバーのインストール」を実行してください。 |
Ubuntu 12.04の場合
(1) アーカイブファイルを解凍し、展開されたディレクトリに移動
[user@zzz /yyy]$ tar zxvf cnijfilter-mg6300series-3.80-x-deb.tar.gz
[user@zzz /yyy]$ cd cnijfilter-mg6300series-3.80-x-deb
(2) プリンタードライバーのインストール
[user@zzz /yyy]$ sudo ./install.sh
インストールが完了すると、プリンターの登録を行うためのメッセージが表示されます。
続いて、プリンターの登録を行います。
プリンターを接続して、電源を入れてください。
ネットワーク接続で使用する場合は、プリンターをネットワークに接続してください。
準備が整ったら、Enterキーを押してください。
>
本製品が正しく接続され、電源が入っていることを確認して、Enterキーを入力してください。
2. 接続方法の選択
※ネットワーク非対応機種はこの画面は表示されません
本製品の接続方法を選択します。
使用したい接続方法を選択して、Enterキーを入力します。
1) USB
2) ネットワーク
接続方法を選択してください。[1]
USB接続の場合は、「1」を入力してEnterキーを入力してください。
ネットワーク接続の場合は、「2」を入力してEnterキーを入力してください。
[ ]内にはデフォルトの選択値が表示されます。
3. プリンターの選択
検出されたプリンターの中から、登録したいプリンターを選択します。
ネットワーク非対応機種または「2. 接続方法の選択」でUSBを選択した場合の例
プリンターを選択してください。
使用したいプリンターが表示されていない場合は、再検索[0]を選択してもう一度プリンターを検索してください。
キャンセルする場合は、[Q]を入力してください。
----------------------------------------------------------
0) 再検索
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検出された対象プリンター
1) Canon MG6300 series (/dev/usb/lp0)
----------------------------------------------------------
現在の選択値:[1] Canon MG6300 series (/dev/usb/lp0)
番号を入力してください。[1]
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他の機種のプリンターの接続が確認された場合は、「検出されたその他のプリンター」として表示されます。 |
登録したいプリンターの番号を入力して、Enterキーを入力してください。
プリンターを再検索する場合は、「0」を入力してEnterキーを入力してください。
「Q」を入力してEnterキーを入力すると、プリンターの登録を行わず、インストールは終了します。
「2. 接続方法の選択」でネットワークを選択した場合の例
プリンターを選択してください。
使用したいプリンターが表示されていない場合は、再検索[0]を選択してもう一度プリンターを検索してください。
キャンセルする場合は、[Q]を入力してください。
----------------------------------------------------------
0) 再検索
----------------------------------------------------------
検出された対象プリンター (MAC address IP address)
1) Canon MG6300 series (XX-XX-XX-XX-XX-XX YYY.YYY.YYY.YYY)
2) Canon MG6300 series (XX-XX-XX-XX-XX-XX YYY.YYY.YYY.YYY)
----------------------------------------------------------
現在の選択値:[1] Canon MG6300 series (XX-XX-XX-XX-XX-XX YYY.YYY.YYY.YYY)
番号を入力してください。[1]
上記の例の「XX-XX-XX-XX-XX-XX」にはMACアドレスが、「YYY.YYY.YYY.YYY」にはIPアドレスが表示されます。
ネットワーク上に複数の対象機種が存在する場合は、「検出された対象プリンター」が複数表示されます。
この場合は、本製品の操作パネルからMACアドレスとIPアドレスを確認して、表示されたネットワークアドレスと一致するプリンターの番号を選択します。
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他の機種のプリンターの接続が確認された場合は、「検出されたその他のプリンター」として表示されます。 |
登録したいプリンターの番号を入力して、Enterキーを入力してください。
プリンターを再検索する場合は、「0」を入力してEnterキーを入力してください。
「Q」を入力してEnterキーを入力すると、プリンターの登録を行わず、インストールは終了します。
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本製品のMACアドレスおよびIPアドレスの確認方法については「役立つ情報」から使用する機種を選び、「MACアドレス/IPアドレスの確認方法」を参照してください。 |
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4. プリンター登録名の入力
プリンター登録名を入力します。
プリンター登録名は、好きな名前で登録することができます。
プリンターの名前を入力してください。[MG6300USB]
プリンター登録名を入力して、Enterキーを入力してください。
入力したプリンター登録名と同じ名前が登録済みの場合は、上書きするかどうかを確認するメッセージが表示されます。
入力したプリンター名はすでに存在します。プリンター名を上書きしますか?
上書きする場合は[y]を、しない場合は[n]を入力してください。[y]
5. デフォルトプリンターの設定
印刷コマンドでプリンター登録名を省略した場合に使用される、デフォルトプリンターを設定します。
通常使うプリンターに設定しますか?
設定する場合は[y]を、しない場合は[n]を入力してください。[y]
6. インストール完了
インストールしたプリンターの登録名を表示して、インストールが完了します。
印刷時にはかならず、ここで表示されるプリンター登録名を指定してください。
プリンター登録名を「MG6300USB」として登録した場合の例:
インストールが完了しました。
プリンター名 : MG6300USB
印刷時には、このプリンター名を選択してください。
パッケージを指定してインストール
FedoraまたはopenSUSEでプリンタードライバーのインストールを行う場合は、rootでログインしてください。
Ubuntuでは、sudoコマンドを使用してインストールを行います。
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Ubuntuでパスワードを聞かれた場合は、ログインしているユーザー自身のパスワードを入力してください。 |
1. アーカイブファイルを解凍し、展開されたpackagesディレクトリに移動
ターミナルソフトのコマンドラインから、以下のコマンドで解凍し、ディレクトリ移動を行います。
Fedora 16/openSUSE 12.1の場合
[root@zzz /yyy]# tar zxvf cnijfilter-mg6300series-3.80-x-rpm.tar.gz
[root@zzz /yyy]# cd cnijfilter-mg6300series-3.80-x-rpm/packages
Ubuntu 12.04の場合
[user@zzz /yyy]$ tar zxvf cnijfilter-mg6300series-3.80-x-deb.tar.gz
[user@zzz /yyy]$ cd cnijfilter-mg6300series-3.80-x-deb/packages
2. 共通パッケージのインストール
ターミナルソフトのコマンドラインから、以下のコマンドでご使用の環境に必要な共通パッケージをインストールします。
Fedora 16/openSUSE 12.1(32 bit)の場合
[root@zzz /yyy]# rpm -ivh cnijfilter-common-3.80-x.i386.rpm
Fedora 16/openSUSE 12.1(64 bit)の場合
[root@zzz /yyy]# rpm -ivh cnijfilter-common-3.80-x.x86_64.rpm
Ubuntu 12.04(32 bit)の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo dpkg -iG cnijfilter-common_3.80-x_i386.deb
Ubuntu 12.04(64 bit)の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo dpkg -iG cnijfilter-common_3.80-x_amd64.deb
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共通パッケージのインストールをする前に機種別パッケージのインストールは行わないでください。 |
3. 機種別パッケージのインストール
ターミナルソフトのコマンドラインから、以下のコマンドでご使用の環境に必要な機種別パッケージをインストールします。
Fedora 16/openSUSE 12.1(32 bit)の場合
[root@zzz /yyy]# rpm -ivh cnijfilter-mg6300series-3.80-x.i386.rpm
Fedora 16/openSUSE 12.1(64 bit)の場合
[root@zzz /yyy]# rpm -ivh cnijfilter-mg6300series-3.80-x.x86_64.rpm
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openSUSE 12.1では、環境により依存性の欠如エラーが発生し、ドライバーのイントールができないことがあります。その場合は、libpng12-0パッケージをインストールし、再度「3. 機種別パッケージのインストール」を実行してください。 |
Ubuntu 12.04(32 bit)の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo dpkg -iG cnijfilter-mg6300series_3.80-x_i386.deb
Ubuntu 12.04(64 bit)の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo dpkg -iG cnijfilter-mg6300series_3.80-x_amd64.deb
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機種別パッケージのインストールをする前に、共通パッケージのインストールを行ってください。 |
4. CUPSデーモンの再起動
ターミナルソフトのコマンドラインから、次のように入力します。
Fedora 16/openSUSE 12.1の場合
[root@zzz /yyy]# /bin/systemctl restart cups.service
Ubuntu 12.04の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo service cups restart
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CUPSデーモンの再起動をする前に、lpadminコマンドによるプリンターの登録を行わないでください。 |
5. プリンターのスプーラーへの登録
ターミナルソフトのコマンドラインから、lpadminコマンドを使用してプリンターをスプーラーに登録します。[プリンター登録名]は好きな名前で登録することができます。
USB接続の場合
/usr/sbin/lpadmin -p [プリンター登録名] -m [PPDファイル名] -v cnijusb:/[USB接続先] -E
[プリンター登録名]を「MG6300USB」として登録する場合の例:
Fedora 16/openSUSE 12.1の場合
[root@zzz /yyy]# /usr/sbin/lpadmin -p MG6300USB -m canonmg6300.ppd -v cnijusb:/dev/usb/lp0 -E
Ubuntu 12.04の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo /usr/sbin/lpadmin -p MG6300USB -m canonmg6300.ppd -v cnijusb:/dev/usb/lp0 -E
ネットワーク接続の場合
/usr/sbin/lpadmin -p [プリンター登録名] -m [PPDファイル名] -v cnijnet:/[MACアドレス] -E
MACアドレスは大文字・ハイフン区切りで指定します。
MACアドレスが「00:00:85:AB:C1:23」で、[プリンター登録名]を「MG6300LAN」として登録する場合の例:
Fedora 16/openSUSE 12.1の場合
[root@zzz /yyy]# /usr/sbin/lpadmin -p MG6300LAN -m canonmg6300.ppd -v cnijnet:/00-00-85-AB-C1-23 -E
Ubuntu 12.04の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo /usr/sbin/lpadmin -p MG6300LAN -m canonmg6300.ppd -v cnijnet:/00-00-85-AB-C1-23 -E
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本製品のMACアドレスおよびIPアドレスの確認方法については「役立つ情報」から使用する機種を選び、「MACアドレス/IPアドレスの確認方法」を参照してください。 |
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ネットワーク対応機種の場合、有線LANと無線LANではMACアドレスが異なるため、本製品の有線/無線を切り替えた場合には、プリンターの再登録が必要です。 |
6. デフォルトプリンターの設定
ターミナルソフトのコマンドラインから、印刷コマンドで、[プリンター登録名]を省略した場合に使用されるデフォルトプリンターを設定します。
この設定は、必要に応じて行ってください。
/usr/sbin/lpadmin -d [プリンター登録名]
[プリンター登録名]が「MG6300USB」の場合の例:
Fedora 16/openSUSE 12.1の場合
[root@zzz /yyy]# /usr/sbin/lpadmin -d MG6300USB
Ubuntu 12.04の場合
[user@zzz /yyy]$ sudo /usr/sbin/lpadmin -d MG6300USB