プリンタ機能の本体からの設定

本体から行うプリンタ設定について説明しています。



設定メニュー(プリンタ機能)

本体から設定できる設定メニューを説明します。本体から設定するには、<初期設定/登録>の<プリンタ仕様設定>を選択します。


おことわり
  • 「*」印の付いている設定値は、お使いの機種やオプションの有無、他の設定項目の内容によって表示されるときと、表示されないときがあります。
  • 太字で示されている設定値は、工場出荷時の値です。
  • 以下の設定は、LIPSプリンタドライバでは無効です。
  • 印字調整
  • レイアウト
  • ソート
  • カラーモード
  • グラデーション設定
  • 圧縮画像出力
  • プリンタドライバで設定した内容が優先する場合があります。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。

本体からプリンタ機能を設定する

コピー部数

両面

給紙

用紙サイズ


用紙の種類


印字調整

階調処理


トナー濃度


ライン処理


レイアウト

とじ方向


単位


とじしろ


自動エラースキップ

ソート

タイムアウト

カラーモード

グラデーション設定

圧縮画像出力

プリンタ設定初期化


本体からプリンタ機能を設定する

概要を見るには

本体からプリンタ機能を設定するには、<初期設定/登録>の<プリンタ仕様設定>から行います。下の手順を参考に、各プリンタ機能を設定してください。プリンタ機能のメニュー一覧は、「設定メニュー(プリンタ機能)」を参照してください。

  1. (メインメニュー)を押します。
  1. マルチキー(右)を押して<初期設定/登録>を選択します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って<プリンタ仕様設定>を選択し、[OK]を押します。
  1. ]、[]または(ホイール)を使って設定したいメニュー項目を選択し、[OK]を押します。
  1. 表示された画面で、お好みの設定を行います。

下の画面は<コピー部数>の例です。



コピー部数

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1~999部


プリントの部数を設定します。

工場出荷時の設定は<1>です。最大で999部まで設定できます。


おことわり
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


両面

概要を見るには


両面、片面


片面にプリントするか両面にプリントするかを設定します。

[両面]に設定すると、用紙の両面にプリントされます。


おことわり
  • 以下の用紙に両面プリントが行えます。
  • 用紙サイズ:A4, LGL, LTR, FLSC
  • 用紙の厚さ:64~120 g/m2
  • ロゴ入りの用紙などに両面プリントするときは、以下のように用紙をセットしてください。
  • 給紙カセットからプリントするときは、1ページ目のプリント面を下にしてセットします。
  • 手差しトレイやオプションのペーパーデッキからプリントするときは、1ページ目のプリント面を上にしてセットします。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


給紙

概要を見るには


用紙サイズ

用紙の種類


用紙サイズ

概要を見るには


A4、B5、A5、LGL、LTR、STMT、EXEC、OFICIO、B-OFICIO、M-OFICIO、GLTR、GLGL、FLSC、はがき、往復はがき、長形3号/洋形長3号


アプリケーションソフトで用紙サイズが設定できないときなど、本製品が処理を行う用紙サイズを決定できないときに、論理上の用紙サイズを設定します。


おことわり
  • プリンタドライバを使用できないOS(MS-DOSやUNIXなど)からプリントする場合は、給紙カセットにセットされた用紙のサイズと「用紙サイズ」の設定を必ず一致させてください。ここで設定した用紙サイズがセットされていない場合、プリント時にエラーメッセージが表示され、本製品は停止します。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


用紙の種類

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普通紙、普通紙H、再生紙、色紙、ラフ紙、厚紙1、厚紙2、OHPフィルム、ラベル紙、はがき、封筒


アプリケーションソフトで用紙タイプが設定できないときなど、本製品が処理を行う用紙タイプを決定できないときに、論理上の用紙タイプを設定します。プリントする用紙タイプに合わせて設定してください。


おことわり
  • プリンタドライバを使用できないOS(MS-DOSやUNIXなど)からプリントする場合は、給紙カセットにセットされた用紙のタイプと「用紙タイプ」の設定を必ず一致させてください。ここで設定した用紙タイプがセットされていない場合、プリント時にエラーメッセージが表示され、本製品は停止します。
  • 普通紙、厚紙は以下の基準を目安に設定してください。
  • 普通紙70 g/m2以上、90 g/m2以下の用紙
  • 厚紙91 g/m2以上、200 g/m2以下の用紙
  • 次のいずれかに設定した場合のみ、両面プリントが行えます。
    普通紙、色紙、再生紙、厚紙
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


印字調整

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階調処理

トナー濃度

ライン処理


階調処理

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高階調1、高階調2


印刷するときの、データの階調処理の方法を設定します。

写真などを一般的な品質で印刷するときは「高階調1」に、より高い品質で印刷するときは「高階調2」に設定すると効果的です。


おことわり
  • スーパースムージングの効果は、文字やグラフィックのパターンによって異なります。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


トナー濃度

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シアン(C):-8 to 8; 0
マゼンタ(M):-8 to 8; 0
イエロー(Y):-8 to 8; 0
ブラック(Bk):-8 to 8; 0


プリントするときのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのそれぞれの印字濃度を調整します。目盛りの中央が工場出荷時の値(0)です。


おことわり
  • 本項目は、<トナー節約>を<OFF>に設定した場合にのみ表示されます。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


ライン処理

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解像度優先、階調優先


細い線や小さい文字を印刷するときの画像処理について設定します。ほとんどの場合、工場出荷時の<解像度優先>のままにしておくことをおすすめします。

<解像度優先>を選択した場合、線をテキスト同様の解像度で処理します。

<階調優先>を選択した場合、線をグラフィックス同様の色と階調で処理します。


おことわり
  • 文書をボックスに保存してプリントする場合でも、細線補正の設定は有効になります。
  • この設定はLIPS LXモードのの場合のみ適用されます。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


レイアウト

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とじ方向

単位

とじしろ


とじ方向

概要を見るには


長辺とじ、短辺とじ


とじる位置を、用紙の長い辺にするか短い辺にするかを設定します。両面プリントをしてとじるときには、表面と裏面とで、とじしろの位置が自動的に調整されます。

とじしろ用の余白の幅や、上/下/左/右とじのいずれにするのかは、「とじしろ」で設定します。

<長辺とじ>に設定すると、とじる位置を用紙の長い辺にします。

<短辺とじ>に設定すると、とじる位置を用紙の短い辺にします。


おことわり
  • 本項目だけを設定しても、とじしろをつけることはできません。「とじしろ」と組み合わせて設定することによって、とじしろをつけることができます。
  • 両面プリントの場合は、本項目の設定に応じて裏面のプリントの向きが異なります。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


単位

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ミリメートル、インチ


とじしろを特定するときの単位を設定します。


おことわり
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


とじしろ

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-50.0~0.0~+50.0mm


とじしろ用の余白をつけてプリントするときの、余白の幅を設定します。

設定した値だけ画像をずらして余白を作ります。[]を押し「+」の値で画像を+方向にずらし、[]を押し「-」の値で画像を-方向にずらします。

用紙の長短どちらの辺にとじしろをつけるのかは「とじ方向」で設定します。用紙の上下左右のどの辺にとじしろをつけるかは、「とじ方向」の設定と「とじしろ」の設定を「+」にするか「-」にするかの組み合わせにより決まります。


おことわり
  • 「とじしろ」を設定した結果、印字データが有効印字領域をはみ出る場合は、その部分が欠けてプリントされるので、ご注意ください。
  • ]を押すたびに設定値が0.5 mmずつ増え、[]を押すたびに設定値が0.5 mmずつ減ります。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


自動エラースキップ

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ON, OFF


エラーが起きたときに、エラーを一時的に解除してプリントを続ける機能(エラースキップ)を、自動的に動作させるかどうかを設定します。

<ON>に設定すると、自動的にエラースキップされます。タッチパネルを操作して「エラースキップ」する必要はありません。

<OFF>に設定すると、操作パネルで「エラースキップ」をさせる必要があります。


おことわり
  • エラースキップとはあくまでエラーを一時的に解除するものです。したがって、正しくプリントされないことがあります。
  • 本項目を<ON>に設定すると、複数のエラーが発生している場合でも、自動エラースキップが可能なエラーは、すべて自動的にエラースキップが行われます。


ソート

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ON, OFF


コピーされた用紙を排紙するとき、ページ順に一部ずつ排出できます。

<ON>に設定すると、ページ順に指定された部数が繰り返してプリントされます。

<OFF>に設定すると、ページごとに指定された部数がプリントされます。

3ページのデータを3部プリントした場合


おことわり
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


タイムアウト

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タイムアウト時間(5~15~300秒)、OFF


自動的にジョブを終了させる機能を設定します。

本項目で<タイムアウト時間>を設定しておくと、データが入力されなくなってから設定時間が経過したときに自動的にジョブを終了することができます。アプリケーションソフトから排紙コマンドが送られてこないために、本製品内にデータが残ったままの状態のときも、自動的に排紙することができます。

本製品側ではジョブが終了しないと、次に違う種類のコントロールコマンドのデータがきても動作モードを自動的に切り替えることができません。このような 場合に本項目で<タイムアウト時間>を設定しておきます。

設定値で指定した時間が経過すると、自動的にジョブを終了します。また、<OFF>に設定した場合は自動的にジョブを終了させる機能を使いません。


おことわり
  • <タイムアウト時間>を設定した場合、コンピュータ側の処理に時間がかかると、データの途中でジョブが終了して正しいプリント結果が得られないことがあります。その場合は、<タイムアウト時間>を調節してください。
  • 本製品専用のプリンタドライバを使用しないでプリントしたとき、本項目で設定した時間内にジョブ終了コマンドが送られてこない場合、ジョブがキャンセルされてしまい、正しくプリントされないことがあります。
  • ジョブの実行中は操作パネルの実行/メモリランプが点滅します。


カラーモード

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自動切替、フルカラー、モノクロ


カラープリントを行うか、モノクロプリントを行うかを設定します。

<自動切替>に設定すると、原稿の種類によってカラープリントとモノクロプリントを自動的に切り替えます。
<フルカラー>に設定すると、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の4 色でプリントします。
<モノクロ>に設定すると、カラーの原稿でもブラック(Bk)のみでプリントします。


おことわり
  • <フルカラー>に設定している場合、モノクロデータをプリントすると、LIPS プリンタでは、原稿の種類によっては、カラープリントとしてカウントされることがあります。
  • <自動切替>に設定している場合、見た目がモノクロ画像であっても、お使いのアプリケーションソフトで作成したデータがカラー原稿として作成されている場合、あるいは、下にカラー画像が隠れている場合はカラープリントとして処理され、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の4 色でプリントしてカラープリントとしてカウントされます。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


グラデーション設定

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グラデーション:OFF、スムーズ1、スムーズ2
グラフィックスに適用*ON、OFF
イメージに適用*ON、OFF

*「グラフィックスに適用」および「イメージに適用」は、<グラデーション>が<スムーズ1>または<スムーズ2>に設定されている場合にのみ設定できます。


グラフィックス(アプリケーションソフトで作成されたイラスト)やイメージ(ビットマップ)などの画像データのグラデーションが滑らかにプリントできない(色の変わり目が目立つ)ときに本項目を設定します。

<スムーズ1>よりも<スムーズ2>の方がより滑らかなグラデーションになるようなスムージング処理を行います。まず、<スムーズ1>に設定し、それでもグラデーションが滑らかにならない場合は、<スムーズ2>に設定してください。また、「グラフィックスに適用」と「イメージに適用」の<する>/<しない>を切り替えることで、スムージング処理を行う対象を選択することもできます。


おことわり
  • 本項目はグラフィックスデータとイメージデータに対するグラデーションの設定を行います。テキストデータは設定できません。
  • プリンタドライバでスムージング処理を設定できるのは、グラフィックスデータのみです。イメージデータは、本体からのみ設定することができます。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


圧縮画像出力

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出力する、エラー表示する


ビットマップ変換された画像データを圧縮し、本機に内蔵されたRAM に格納してプリントする際に、圧縮したデータのサイズがデータ格納用に確保されたRAM のサイズより大きい場合の処理を指定する設定です。

<出力する>に設定すると、強制的に内蔵メモリ内に格納できるような高い圧縮をし、ジョブのプリントを行います。ただし、画質が低下する場合があります。

<エラー表示する>に設定すると、圧縮処理を行わず、プリントジョブをキャンセルすることができます。


おことわり
  • <出力する>に設定していて、高い圧縮を設定してもデータがRAM に入りきらない場合は、プリントジョブ履歴の画面に「NG」と表示され、ジョブがキャンセルされます。
  • <エラー表示する>に設定していて、圧縮データがRAM に収まらずにプリントジョブがキャンセルされた場合に、白紙が出力されることがありますが、この白紙に関してはプリントカウントはされません。
  • 本設定は、プリンタドライバで設定した内容が優先します。設定内容が正しく反映されない場合は、プリンタドライバの設定をご確認ください。


プリンタ設定初期化

概要を見るには



何らかの理由で、プリンタ機能をリセットしたいときは、「プリンタ設定初期化」を実行します。プリンタ設定初期化は、メモリ内のプリントデータ(スプール済みのデータやセキュアプリントなど)や処理中のジョブを削除します。


おことわり
  • 他のコンピュータからのデータに影響しないように注意して(操作パネルの実行/メモリランプが点滅していないことを確認して)この操作を行ってください。
  • プリンタ設定初期化を実行するときや実行中に受信したデータは、削除される場合と削除されない場合があります。削除されずにメモリ内に残ったデータは正しくプリントされない場合がありますので、一度データを削除してから、再度プリントすることをおすすめします。