ScanGearのインストール前に行う各種設定や準備について説明します。

ネットワーク接続の確認

コンピューターがネットワークに接続されていることを確認してください。無線LANの場合は、コンピューターとアクセスポイント間で、セッションが確立している必要があります。

ファイアウォールの設定

本製品との通信が行えるよう、ファイアウォールの設定でTCP/UDPのポート8611を許可します。

ファイアウォールの設定画面は、ディストリビューションによって異なります。

Fedora 18の場合

1. デスクトップパネルから[アクティビティ]-[アプリケーションの表示]-[その他]-[ファイアーウォール]を選択します。

2. [ファイアーウォールの設定]画面で、[現在のビュー]の[永続的な設定]を選択します。

3. [ポート]を選択します。

4.[追加]をクリックし、ポート番号8611を入力してプロトコルudpを選択し、[OK]をクリックします。

5. 手順4.と同様に、ポート8611のプロトコルtcpを追加します。

6. [×]をクリックし、[ファイアーウォールの設定]を終了します。

ScanGearパッケージの準備

インストールに必要なパッケージは、お使いのディストリビューションによって異なります。

キヤノンのWebサイトから、以下のアーカイブファイルをダウンロードしておきます。
各ファイル名の「2.20-x」の部分はバージョン番号です。

Fedora 18の場合

scangearmp-mx920series-2.20-x-rpm.tar.gz

Ubuntu 13.04の場合

scangearmp-mx920series-2.20-x-deb.tar.gz

本製品の接続

USB接続の場合

インストールを始める前に、コンピューターと本製品をUSBケーブルで接続してください。ここでは、本製品の電源を入れないでください。

ネットワーク接続の場合

有線LAN接続の場合は、本製品とネットワーク機器をLANケーブルで接続します。
無線LAN接続の場合は、無線LANを有効にして、ネットワークに接続します。
有線LAN/無線LAN対応機種の場合は、有線LANまたは無線LANのどちらかに切り替えて、ネットワークに接続します。

有線/無線の切り替えおよび無線LAN接続設定は、本製品の操作パネルから行ってください。

無線LAN接続設定の詳細についてはキヤノンのWebサイトを参照してください。

本製品をネットワークに接続する際には、以下の制限があります。

同一セグメント内での接続のみ対応します。